どうも、法人1期目のハシケン(@conteanime)です。
当サイトの記事は2019年内まで個人事業主として活動していた時期に書いていたものも多くあるので、著者の肩書き等の違いについてはあらかじめご了承下さい。
独立して仕事なんかしてると親しい間柄の友人・知人から「ねえねえ、ちょっと頼みたいことあるんだけどさ・・・」なんて相談されることがあるかもしれません。

さらにひどい話になると値切るだけじゃなく、友人知人のよしみで報酬無しでやってくれないかなんて持ちかけてくる人もいたりするようで・・・。
ということで今回は、親しい相手から特殊な技術を活用した仕事を頼まれた時の対処法をまとめてみました。
気をつけよう! タダで仕事を頼まれやすい状況&考え方

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絵やデザインのプロなどで仕事をしてる以外でも、例えばエクセルが得意だったりカメラが趣味だったりして雑務を頼まれることもあると思います。
[aside type=”normal”]もちろん、軽い内容なら相手との関係次第でいくらでもやればいいですし持ちつ持たれつでしょう。[/alert]
問題になりがちなのはあなたがもつ、仕事としてお金を取れるレベルのスキルをあてにした頼みごとの場合です。

そんな場合に、特に付け込まれやすい人の特徴は次の3つがあげられます。
- 優しい、断られない、と思われがち
- その技術のプロではないけど普通レベルよりは上手い
- 趣味の技術を活かして将来的にプロの仕事にしていきたい気がある
・・・あまりにプロすぎると逆に頼まれることは減るかもしれません、そうではなくそうなりたいと思ってる人の方にむしろ相談は来るといえるかもしれないですね。

人から頼まれて仕事をするのはビジネスの基本の形です。そこに問題は何もありません。
問題は、親しい仲ということを利用して安く済ませたい相手が話を持ちかけてきたという部分です。
そういった状況が発生した時にどうするかは、特に個人事業主やフリーランスの場合は考えておきたいものです。
友人知人から無料の仕事を頼まれそうで極力断りたいパターン

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あなたのなかで思い当たることがあるなら、前向きに断ることを検討してもいいかもしれません。
基本的にタダ前提で仕事を依頼してきた
百歩譲ってタダ同然ならまだしも、完全にタダでやってもらおうという魂胆で近づいてくる人も中にはいるものです。
身近な友人知人にそういう人がいると思いたくない気持ちはあると思いますが、作業量に見合わない話であれば心を鬼にして断りましょう。

であれば、こちらもドライに対応する必要があるでしょう。
頼む割にはタダ働きで感謝する雰囲気がちっとも見えない
親しい間柄なんだからやってもらって当然、なんて姿勢で来る人もいるかもしれませんね。
そんな相手のお願いを我慢して聞いていてはあなたが得るのはストレスだけです、時候の挨拶など済んだらサクッとお帰り願いましょう。
重要! フリーランス初期に多い『タダでも次の仕事につながるかも幻想』
若干毛色が違いますが、実はここが一番気をつけたい部分です。
例えば個人事業主やフリーランスとして独立したばかりで仕事がまだなかったり、もしくはイラストやデザインを上達させて生計を立てていきたい・・・そんな状況のときこそ注意が必要です。
『タダ(同然)だけど、もしかしたら将来的に大きな仕事に繋がるかも・・・』
『なんでもやっておいて損はしないと言うし・・・』
確かに、何ごとにおいても可能性はゼロとは言い切れません。
でも、安さと便利さを期待して仕事を頼んでくるような人は決してあなたの技術に注目してきてくれてはいません。ほとんどの場合、手っ取り早い相手だから相談してるだけです。
そういう相手から将来的に大きな仕事に繋がる確率は、残念ながら極めて低いでしょう。

仕事が少ない状況だと経験のためと自分に言い聞かせ、割に合わなくても受けてしまうこともあるかもしれません。
気持はわかります、少ない額でも足しになるならいいか・・・と思ってしまうでしょう。ただ、そこからの見返りが基本的に少ないことだけは認識しておくべきでしょう。
はじめに安い額で対応してあげた相手からは将来的にも、純粋に安い額を求めた仕事しか頼まれないものです。
無報酬などで断りたいタダ同然の仕事を頼まれた時の上手な対処法

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そういう時は事務的に毅然とした対応を取るのがベストです。プロらしく、プロを目指す人らしく接してみるようにしましょう。
『個人間取引』として正式に契約書を交わす
友人知人間の仕事のやり取りでトラブルになりやすいのが、書面を残さずに始めてしまってあとで言った言わないと揉める部分かもしれません。
そういったことを防ぐ意味でも事前にしっかりとした契約書を作成しましょう、親しき仲にも・・・というやつですね。

万が一仕事をやることを選択するにしても書面は残していきましょう、残さないときほどあとで面倒なことが起こりがちです。
見積もりや料金表を見せて無償での仕事はありえないことだとわからせる
もう一つは、頼まれた時に内容を聞いてしっかり見積もりを出すことです。時給換算もしてしっかりとあなたに旨味のある状態の金額までは持っていきましょう。
既に存在していたかのような料金表をしれっと出してみるのも有効です、基本的にいつもその位の金額感でやってるということが伝われば相手も下手なことを言えなくなります。
タダの仕事をやってくれと言ってくる相手とは今後の付き合いをやめる
一方的な要求を際限なく言ってくる相手なら、あなた自身が毅然とした対応で臨まない限り今後もそういう展開は必ず繰り返されるでしょう。
無駄なストレスですしそもそも相手のためにもなりません。どうにも駄目だなという時は、人間関係が終わることも覚悟してしっかりあなたの意志を伝えましょう。
正しいことを伝えて終わるくらいなら所詮それまでの関係です、無理して我慢して続けても得るものなんて何もありません。

タダで仕事をやってくれと言ってくる相手への対処とまとめ

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・・・本文とは多少逆行しますが、友人知人があなたに無茶なお願いをしてくる時は単純に相場を知らなかったり、作業の大変さがわからないからという状況もすごく多いものです。
そういった意味でも、しっかりとした見積もりや料金表をベースに話を進めるのは相手の理解も進み今後の付き合い方にも良い影響を与える一番いい手段といえます。
親しい友人知人が相談してきた仕事なら、本来やってあげたい気持ちのほうが強いはずです。

無理のない範囲で可能なことだけやってあげて、お金が発生しないと駄目なところはしっかり伝えるようにしていくようにしましょう。