どうも、法人2期目に入ったハシケン(@conteanime)です。
今勤めている会社を辞めて個人事業主やフリーランス、あるいは法人を作って独立しようと考える人も多いかもしれません。
でも、独立してうまく人の割合は本当に少ないと言われています。

ということで今回は独立して失敗しないためにまず考えておきたい部分について、実体験も踏まえながらまとめていきます。

いや、ちょっと待て! あなたは何のために独立するのか?
会社を辞めて独立しようと思ったら、上長に相談して退職願か辞表を出してしまえば2週間程度でできてしまうでしょう。
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・・・・・・でもちょっとまってください、独立自体はいつでもできます。特に今、2021年は感染も収まらず世界的に先行きが不透明な状況です。
このような時期にある意味安全な会社組織を飛び出すということは、通常時に独立を考えるよりはるかにリスクが高い行為だと言えるでしょう。
たしかにチャンスはピンチとも言いますが、チャンスの可能性はそもそも高い時期と低い時期があるんです。
まずは一旦落ち着いてなぜ今あなたが独立を考えているのかしっかり考えてみてください、もう少し先でもいいならむしろラッキーと思って安全な会社員のままじっくり準備を進めていくのもアリです。
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サラリーマンが嫌だから会社をやめる!・・・というのは動機が弱い?
くれぐれも注意してほしいのが、サラリーマンの現状が嫌だから新たなステージに期待をかける飛び出し方です。
それだけではいざ独立したあとに難しい状況が来たとしても、精神的に結局乗り越えられず失敗する確率が高くなってしまうでしょう。
独立して自分で生きていく、事業を起こすというのは最低限の覚悟と新しいことを始める情熱が非常に重要です。

改めてそこから冷静に考えましょう。その結果独立の必要がない、しばらくは会社員のままでもいいかも・・・と思うならそれはそれで立派な答えにたどり着いたと考えてもいいんじゃないでしょうか?
結局どんな人が独立に向いているのか?

独立を決める立場も想いも人それぞれですが、しっかり続けていけている人には根っこの部分に共通項があるものです。
ここでは特に重要と言える、3つの要素について見ておきましょう。
強い情熱と、柔軟な姿勢
前章で書いたこととかぶりますが、情熱を持ってるかどうかは欠かせません。
実際に独立すると、思いがけないトラブルがどんどん発生します。考えていたビジネスプランでは、その先一歩も進めない・・・なんて大変な状況も起こるかもしれません。
そんなときに進めていたことをまだ愚直に進めるか、あるいは視点を変えて別方向を模索するか・・・というのは大きな分岐です。
独立に際しては、情熱と柔軟性はあわせ持っていたほうがいいでしょう。

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人のためになることをして稼ぎたい
今の会社でやっている仕事が人のためになってるケースもあるでしょうが、自分でビジネスを起こそうと思って考える商品・サービスは人の悩みを解消できるもののほうがうまくいきやすいものです。
他の人のことを一切考えず自分のビジネスのみの目線だと、いざというときに誰も助けてくれません。
まずGIVEの姿勢でなんてこともビジネス界隈で叫ばれたりしますが、最初に自分が提供した結果での見返り・・・という順序を意識したほうがうまく流れやすいでしょう。
会社にいてはできない、やりたいことがある!
ビジネスのアイデアが浮かんだら、現状のままできるかどうかが独立の大きな分かれ目となります。
会社にいたままできることなら当然独立する必要はありませんが、逆の場合ははたして今の会社を離れるリスクを取ってでもやりたいことかどうか!? あなた自身で判断することになります。
情熱も大きく関わってくる部分ですが『何をしてこれから生きていくのか?』という、人生の大命題として考えた上で独立に進むかどうかの選択をする必要があるでしょう。
ドリームキラー:反対してくる多くの相手へのただ一つの対処法

家族、両親、友人、同僚、先輩・・・それぞれの立場に違いはありますが、おそらくほとんどすべての人が反対してくるはずです。
うまくいくはずない、失敗したら気の毒だという想いから親身に心配してくれる優しい言葉とも言えますが・・・裏を返すと独立したことない立場だからこそ心配に軸足を置いた意見をぶつけてくるだけともいえます。
『ドリームキラー』という有名な言葉があります。夢や目標を妨害してくる相手のことを指しますが、往々にして親しい人ほど心配が先に立ってドリームキラーの存在になりがちです。
周りの意見を聞かず突っ走れとは言いませんが、独立については実際の独立経験を持つ人に聞かないとあまり意味がありません。
気軽にアイデアを相談するくらいならともかく、真剣に相談したいときは実際に自分で会社を離れて数年続けている相手にだけ相談してみましょう。
そして意外とそういう人ほど話をちゃんと聞いてくれて優しいものです。その人自身も過去に独立してしんどい経験をしてきたからこそ、素直に分かってくれる部分が多いんですよね。

人生を台無しにしないための3つのこと
独立して事業を起こし10年後も続けていられる人はたった一握りと言われます、まさに10%いるかどうか・・・という程度でしょう。

なんだかんだいっても、独立がリスクの大きい道であるのは間違いありません。

この章では独立を考えだしたときにおさえておいてほしい3つのポイントを紹介します。会社員というめぐまれた安全な状態を維持しながら、あせらず準備を進めてみてください。
お金は最大限用意しておこう
独立後はお金はどんどんなくなっていくものです。だからこそ、開業資金は事前に最大限用意しておきましょう。

お金の不安が大きくなると、まともな判断もしにくくなります。
ゆとりがある方がビジネスのアイデアも出てきやすいので、心に余裕をもつためにも可能な限り多めに用意してください。
会社を辞める前に試せることもある?
事前にシミュレーションをしておく、ということもビジネスのジャンルによっては可能です。
特にこれまで自分自身で販売に関わる事をしてないなら、安い・小さいものでいいのでまず自分で売ってみる経験を会社員のうちにしておきましょう。

会社の給料という形以外でどうやってお金を得るのか、人にモノやサービスを売ってお金を稼ぐために心にブロックがかからないか・・・など独立前にクリアしておいたほうがラクできる部分って意外と多いんです。

自分自身を背水の陣に追い込みすぎるのはやめよう!
会社を離れるからって、あなた自身を追い込みすぎるのは絶対によくありません。
可能ならいつでも逃げ道は用意しておいたほうが、開業資金の量と同じく独立後の心の余裕に繋がります。
▼参考記事
助けてもらえそうな人とは仲良くしておきましょう、仕事が貰えそうな人はしっかり掴んでおきましょう。

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まとめ、独立から6年過ぎて思うこと

しかも独立後半年で手持ち資金が30万を切るようなレベルとなり、一時期は本気で破産を覚悟したものです。
でもそんなときに昔の同僚に相談して出向で仕事を週3でさせてもらいながら事業を立て直していき、幸い法人二期目の現在に至っています。

ただこうして独立してなんとかやっていけてること自体は幸せですし、家族との時間も取れているのでそれなりに満足しています。ただ会社を離れて生きていく道は危険と隣り合わせなのも確かですから、ひとにやみくもにおすすめするつもりは全くありません。
独立起業が合う合わないは、人によって絶対にあります。
独立を考えたらまずは一旦落ち着いてゆっくり考えてください。気持ちがあせっても良い答えは出ないですし、無謀に突き進んでも結局失敗するだけです。

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