どうも、法人2期目に入ったハシケンです。
最近は終わりの見えない自粛モードや景気低迷によって企業の売上も落ち込み、将来に不安を覚えている人もかなり増えているんじゃないでしょうか?
そんな時に多くの人が考え出すのが将来的な『独立開業』だと思いますが、組織を離れて一人でやっていくというのはなかなかカンタンなことではありません。
今回は実際に2015年に当時の会社を希望退職で独立して個人事業主となり、2019年法人化した目線も踏まえて会社員時代から準備を進められる『独立開業後に失敗しないリスク回避策』について詳しく紹介します。

独立後に陥りがちなつらい状況の例
独立というものは想像以上に大変です。いくら予定を整えていたとしても思っていたとおりに進む人は、おそらく・・・ごく一部でしょう。

お金がない!
どこか懐かしいドラマタイトルのようですが、とにかく独立開業関連で最も大きい不安がお金に関することです。
そもそもビジネスプランが失敗しようが手元のお金が潤沢なら別に心配ないわけで、お金の残高はそのまま独立したあなたの生命線にもなるでしょう。
自己資金を事前にしっかり用意しておくのは当然ですが、思った以上に出費はかさみます。さらに毎月の生活費もそのまま固定費となってのしかかるので、会社員時代とは全く違ったプレッシャーを感じるはずです。
『お金さえあれば生き残れる、でもお金がなくなっては続けようがない』

収益源が少ない!
画期的だと感じたビジネスアイデアを元に独立する人も多いですが、それが失敗すると即終わり・・・という展開も少なくありません。

アイデア一個だけに収入を頼ったばあい、そこを失うと即破綻してしまいます。
収益源は複数用意しておくのが理想ということは多くの人が理解していると思いますが、現実的にはなかなか難しいのが実際のところでしょう。
クライアントが仕事をくれない!
勤めていたときの友人知人や取引先からの仕事をアテにしてフリーランスになって、仕事を受けて生きていくことを考える人も多いと思います。
ただクライアントからの依頼というのはべつに永遠ではありません。また、キャンセルされることだって珍しくありません。
下請けだけの発想でいると、結局仕事のさじ加減が人任せになってしまうので独立開業のリスクは非常に高くなります。
収益源の1つとして確保するのはアリでしょうが、1つにすがることはやめましょう。先の章とも絡みますが、やっぱり収益を得られるルートは複数持つようにしないと危険です。
商品/サービスの売り場がない!
最後に取り上げるのは、あなたが自由にできる『プラットフォーム』の存在です。

さまざまなECサービスやココナラ・クラウドワークスなどスキルや商品を販売できる手段も最近は充実していますが、結局は人のプラットフォームです。完全に自分自身で販売したいと考えることもあるでしょうが、そんなときはどうやってやればいいのでしょうか?
このあと詳しく紹介しますが自由に展開できるプラットフォーム(販売にも使える場)を確保し運営していくことは、現在の個人ビジネスにとって欠かせない要素と言えます。
独立開業で失敗しないためには、やっぱり『事前準備』が鍵!
見てきたように、独立開業後はさまざまな悩みや不安があなたを襲ってくるでしょう。

そうならないためには、どうすればいいのか?
答えは意外とシンプルで、準備や対策をしっかり整えておくことです。会社員の状態のまま独立後の準備と対策までしっかりイメージして進めていけたら、なにもせず独立した状態よりもはるかに楽になります。

独立してから自分のような苦労をしないためにもぜひ、会社にいる現在の安全な状況からうまく準備をすすめていってください。
そのために必要となる鍵は、あなたの価値を高めながら自由に運営できるプラットフォームを複数所持していくことです。
会社在籍したままあなたの価値を高めておく具体的な手順とコツ
実際に独立した自分が、独立前にやっておけばよかった・・・と激しく後悔した方法についてここからは具体的に紹介していきます。
実際にやるかどうかはもちろんあなた次第ですがリスク少なく用意できる内容で、うまくすれば予想外に大きな成果にもつなげられるものです。

①精査:あなただから発信できる情報はなにか?
独立する際は、これまで働いてきた仕事の延長でできることを核にビジネスアイデアを考える人が多いでしょう。
つまり、あなたはその分野のスペシャリストということになります。
会社員だけやっているとなかなか気づかないですが、自分の知らない世界の情報というのは注目されるもので興味を持ったり知りたいと思っている人も意外と多いものです。

独立後のアイデアと直結するジャンルか否かという部分はあるでしょうが、あなたの価値を今すぐ高めるためには『持っている情報を適切に発信していく』ことです。
- 何について詳しいのか?
- どんなことをして働いてきたか?
- あなただから伝えられる内容はなにか?
まずは、これまでの棚卸しをしてみましょう。
②種まき:SNSやブログ、動画配信を会社員のまま始めてみる
あなたが優位性を持って発信できる情報の方向性が固まったら、SNSやブログ・YouTubeなどの複数ジャンルのアカウントを用意して適宜発信していきましょう。
すべてを使う必要はないですがコンテンツを作った時もさまざまな媒体に使いまわし展開できるメリットもありますし、そもそも最初はあなた自身に何が一番適した媒体かもよくわからないはずです。
だからこそ最初は、どうしても嫌なもの以外はトライしてみるくらいの前向きな気持ちで色々な媒体を活用した情報発信をしていくことをおすすめします。
会社員だから匿名でないとだめと言うならそれで構いませんが、キャッチーな『ハンドルネーム』を使ったりアイコンには覚えて好きになってもらいやすい『似顔絵イラスト』を用意して使うなどして『あなた』という存在を認識して貰う必要があります。
★ビジネス、ブログ用の似顔絵イラストは似顔絵イラストを写真から作成できる人気アプリ&サイトおすすめ17選で探せます。
どの媒体上でも適切な情報を継続して配信していけば、あなたはその分野の専門家としての認知度を高めていくことが可能になります。
ただしある程度の時間は何をするにしても必要です。アカウントを育てたりブログやYouTubeで結果を出すには、最低でも半年~1年ほどかかると思っておいてください。

③集中:伸びしろのありそうなところを更に高めていく
アカウントやYouTubeチャンネルが育っていくと、様々な方向の『マネタイズ(収益化)』が可能になります。ブログもアクセスが高まれば広告収入を得たり、アフィリエイトなんかも自由に展開できるでしょう。
このようないくつかの種まきを同時並行で進めていくと、この方向は可能性がありそうだけどこっちの方向はうまくいかないかも・・・あるいは苦手かもということも次第に見えてくるはずです。
ある程度続けてコツや目標が見えてきたなら、種類を絞ってより専念していく流れをとってもいいでしょう。
早い段階から可能な限りあなたの存在価値を高めておけば、そのアカウントやチャンネルだけでも会社独立後の収入をある程度確保できるかもしれません。
もともと他のビジネスアイデアを持っているにせよ、強いアカウントをいくつか持っていればそこでビジネスを展開したり販売したりすることも自由に行なえます。
自由に発信/運営できるプラットフォームをもつことは、独立後の大きな『支え』や『核』にさえなってくれるでしょう。

まとめ
独立後の最大の悩みは、生きていくためのお金が手元にあるかどうかです。
そこさえクリアできてるなら気持ちにも余裕が持てますし、はっきり言ってそれ以外は自由に何をしたっていいわけです。
だからこそ、会社員時代の安全な状況からなるべく早くあなた自身のプラットフォームを持つ行動を始めてみてください。

会社を離れたら、あなたはただの一人になります。会社名に助けられていた頃には戻れません。

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