どうも、法人2期目に入ったハシケン(@conteanime)です。
最近は上のような将来に不安を感じさせるニュースも多いですし、会社勤めをしていていつか独立したい・・・と考えることもあるんじゃないでしょうか?

実は独立後半年で破産もしかけましたが・・・なんとか生きのびて現在にいたりますw
今回はそんな個人事業主としての体験もふまえつつ、会社を独立して進めていくために欠かせない4つの要素をくわしく紹介します。
- 会社を独立したサラリーマンが一刻も早いタイミングで変えるべき4つの意識
- 独立開業時の無駄金を大きく減らせる9つの準備
- 独立したあとの失敗やトラブルを回避できる4つの方法
- 会社を独立したからって別にあなたは一人で生きてるわけじゃない!
会社からの独立は苦労もありますが、自分自身の手で人生を切り開くのはやっぱりやりがいのある生き方です。会社員時代よりはるかに収入アップしたり、自由な時間を作って社員時代より家族と過ごすこともできるかもしれません。
ただなんの保証もない生き方なのも確かなので、決して無理して始めることじゃありません。

会社を独立したサラリーマンが一刻も早いタイミングで変えるべき4つの意識
意識①時は金なり
独立するとサラリーマンの時以上に、仕事のために必要な時間を作り出せるかどうかが重要になってきます。
自分自身でやることを決めてかじ取りをしていくというのは、物事の優先順位を明確につけていくということです。最初にやる事、あとにやることの分別を完全に自らの判断でつけていくことになります。
会社組織での判断と個人の人生のかかったものとでは、決断する際の”圧”がだいぶ異なるはずです。

あなたの時間捻出のためお金を払って人を使うことも必要になるかもしれません、キャッシュフローや費用対効果も考えつつ判断していくことが重要です。
意識②少しでも早く休めるようになろう
独立すると、特に最初の1・2年目は体と心を休められるときがものすごく少ないでしょう。
会社員の時は土日祝には仕事を離れて好きに過ごせますが、独立した立場となると仕事と休みの明確な境目がなくなりいつも何かを頭で考えているようになっていきがちです。

早めに事業を軌道に乗せてメリハリつけた生活と頭を休める時間を手に入れる必要がありますが、数年はかかるでしょう。
とはいえ休みなしの時期が長く続きすぎるのはよくないので、休みを自然と取れるようになることを目標の一つに組み込むと日々のモチベーションも上げやすいかもしれません。
意識③人との出会いやつながりこそが個人の財産
会社を独立して事業を立ち上げるまで、そして事業が軌道に乗るまではさまざまな場面で人の助けを借りていくはずです。
最初のうちは相手に何かをしてもらう状況ばかりでしょうが、少し余裕が出てきたらその頃のお礼をちょっとずつでも返していきましょう。
そして新たな人との出会いも大切にしていきましょう、会社在籍時以上に独立後は人とのつながりが重要になります。
意識④個人と法人の壁を知っておこう
法人と比べて個人には信用がないと言われます。たしかに個人単位だとうけにくい仕事は実際にあるので、法人相手の仕事がメインならあなたも早めに法人成りする必要があるでしょう。
独立して会社を離れた瞬間まずあなたはどこの誰でもないただの一人になっています、それまでの経歴などに頼りきりでは進まなくなることもあるので注意が必要です。
独立開業してゼロから始めたんだという意識を、最初の数年は特に大事にして下さい。
★実際に法人の壁にぶつかったケースについて知りたいときは、個人事業主への発注や仕事紹介にある「法人の壁」を乗り越えろ!を参照してください。
独立開業時の無駄金を大きく減らせる9つの準備

独立開業後の悩みの9割以上はお金関連になるはずです、逆に言えばお金周りさえうまくクリアできていればそこまで怖くないとも言えます。
この章では、無駄な支出を最大限おさえながら有効にお金をつかっていける手段を9つに分けてくわしく紹介していきます。
- 自己資金はなるべく多くしておこう!
- 融資をあてにしたビジネスで起業しない方が楽!
- 会社員でいる間にクレジットカードは確保しておこう!
- 外注費はなるべくおさえていこう!
- ブログやSNSのネット販路を最大限活用しよう!
- 最初は出来る限り自分でお金を管理して、無理やストレスが溜まったら税理士に相談しよう!
- 自己投資はケチるな!
- ビジネス的なニーズがないとわかった商品は整理しろ!
- 収益の道を複数持つことを目指せ!
①自己資金はなるべく多くしておこう!
会社勤めをしている間から独立開業前までに、手持ちのお金(事業資金+生活資金)は極力増やしておきましょう。

独立後の生活費はそのまま毎月の固定費となるので、想像以上にのしかかってきます。事前に毎月の収支をつける癖を習慣づけとくと、イメージしやすいかもしれません。
②融資をあてにしたビジネスで起業しないほうが絶対に楽!
あなたの考えているビジネスプランに本当に融資が必要かどうか? は最後の最後まで検討し続けて下さい、不要な融資は絶対に避けましょう。
資金はなるべく多く持っておくようにとか、銀行との縁を作っておくといざという時助かるなどと開業時の資金集めを強力にすすめてくるビジネス書はかなり多いですが・・・借りずに済ませられる方が圧倒的にラクに決まってます。

また独立開業したからって絶対会社(法人)を作らないといけないわけでもありません、本当に今の事業計画で進めていいか最後まで冷静に判断して下さい。
・・・余談ですが自分は事業計画書を作って日本政策金融公庫から満額融資を受けて事業をはじめましたが、月¥45,000の返済が2015年秋~2019年末まで続きました。

★事業計画書について詳しく知りたいときは、事業計画書とは何か?融資を狙う個人事業主なら書き方も知っておこう!を参照してください。
③事業用のクレジットカードを早めに確保しよう!
一般的に会社在籍中のほうがクレジットカードは作りやすいものです、独立後の万一の助けにもなるのでなるべく早めに作っておくといいでしょう。
意外と知られてませんが、事業の経費支払いを個人のクレジットカードでするのは禁止されています。手持ちのカードをそのまま使うことは避けたほうが無難です。
ビジネス向けクレジットカードは年会費1万円を超えるものが一般的ですが、驚くほど安く取得できるのが法人・個人事業主向けの『三井住友ビジネスカード for Owners』です。

自前のカード写真ですw
自分が法人用で使ってる『ゴールド』は年会費¥11,000(税込)と普通レベルですが、一般カードの『クラシック』なら年会費わずか¥1,375(税込)という破格の代金で取得できます。独立後は何をするにも費用がかかるので、おさえられる経費はなるべく切り詰めておくのが鉄則です。
さらにネットからの申込みなら、初年度年会費無料です
年会費が格安なぶんハイレベルな特典まではないですが基本のタクシーチケットやETCカード、iDカードや新幹線の移動で重宝するプラスEXサービスなどビジネスでよく使う要素は過不足なくおさえてあるので安心です
\ 1日わずか3.8円で取得できる /
④外注費もなるべくおさえていこう!
会社員時代に外注業者を使っていると独立後もつい利用しがちになりますが、お金に余裕のない時は本当に外部に頼まないといけない作業か依頼前にしっかり吟味しましょう。
会社員時代の感覚を個人のビジネスにそのまま持ち込むと、好き放題に資金を使うことに繋がってかなり危険です。

⑤ブログやSNSのネット販路を最大限活用しよう!
1人や小さい単位でビジネスを進める時、見込み客を集客できるブログの存在は生命線になるかもしれません。
タイミング的に間に合うならブログ運営は会社独立1年以上前から始めておくことがおすすめです。
★ブログに関してもっと詳しく知りたいときは、独立開業したいならブログを今すぐ始めるのが最善な5つの理由!が役立ちます。
⑥最初はできる限り自分自身でお金を管理して、無理になったら税理士に相談しよう!
1人で事業を進めていく時のお金の自己管理は必須です、基本的な知識をつけるためにも最初はfreeeやMFクラウド
といった値段も使い方もお手軽な有名クラウドソフトを使ってみましょう。
★クラウド会計ソフトに関しては、会社独立後は経理初心者にもおすすめのクラウド会計ソフトを使おう!で詳しく解説しています。
そのうちあなた自身でやっててよくわからないことが増えてきたり、お金管理の不明点が多くてストレスになってきたら税理士に頼むことも検討するといいでしょう。

・・・その段階で税理士さんと契約し、ひと月1万ほどで見てもらうことができました。
独立した人間にとってお金の知識は必須ですが最優先はあくまでもビジネスを前にすすめることです、お金管理や確定申告があなたにとって過剰なストレスになるまえに潔くプロに頼むことをおすすめします。
★税理士に関してもっと詳しく知っておきたいときは、個人事業主が税理士に相談すべきタイミング・費用相場・メリットを実例紹介!を参照してください。
⑦自分磨きや新たな人との出会いの場につながる自己投資はケチるな!
新たな出会いのため、あなた自身を今より伸ばせる可能性のあるお金はケチらず使っていきましょう。

最初はまず、積極的な種まきがどうしても必要になります。
むやみやたらに異業種交流会に参加して名刺を配ることにはたいした意味もないのでオススメしませんが、必要と感じた部分へのお金は先行投資と考えて使っていくべきでしょう。
★独立後の名刺デザインで悩んでいるときは、個人事業主&フリーランスが名刺の肩書きとデザインを活かす秘訣とは?を参照してください。
⑧ビジネス的なニーズがないとわかった商品・サービスは徐々に整理していけ!
独立から1年も過ぎる頃には、当初見えなかったことも次第に見えるようになっていきます。ある程度頑張っても成果の出なかったものは、残念ながら本当にダメな商品・サービスである可能性が高いかもしれません。
さらにお金をつぎ込んででも売るべきか否か、ビジネスの状態の移り変わりとあわせて答えを出すべき時期がきてる場合もあるでしょう。

⑨収益の道を複数持つことを目指せ!
会社員から個人事業主や一人法人になった時、最も大事なのが稼ぎ方に関するあなたの心の変革です。
一箇所からの報酬しかない状態では収入がすぐに頭打ちになります、リスクヘッジの意味合いでも常に複数ラインからの稼ぎ方を考えていきましょう。
★個人の稼ぎ方に関しては、将来1人で独立開業できる仕事にはひとりビジネスの構築がカギ!なども参考になります。
独立したあとの失敗やトラブルを回避できる4つの方法
はじめての独立は失敗しても当然です、でも事前の準備などで失敗をなるべく小さい規模ですませられたら次の段階に進むこともカンタンになるでしょう。

- 上手く行ってる人の真似をする
- 商品やビジネスモデルが画期的だとは思わないようにする
- 自分の常識に価値があると思ってみる
- 個人のサイトで効果的な情報発信を行っていく
①似たような方向性のビジネスで先に独立起業した人の真似をしよう!
独立して自らのビジネスを始めると、自分の判断最優先で進めていくべきだという強迫観念を持ってしまいがちです。
- こうでなきゃいけない!
- 人をあてにしてはいけない!
- 全て自分自身で決断していかなきゃいけない!
よく言えば強い責任感ですが、悪くすると単なる意固地な姿勢になる場合もあります。
遠回りせず効率的に進めたいなら、最初にやるべきは進めたいと思ってる事業に近い方向で既にうまくいっている人・ビジネスを見つけることです。その人・ビジネスのやり方を調べて、盗むところから始めてみましょう。
独自路線を進みたくなる気持ちは個人として独立する以上必要ですが、正しい進み方が見えていないことには正解に繋がる道かどうかの判断がつきません。
今やろうとしているビジネスは、もしかしたらすでに誰かが似たような形で始めている可能性もあります。

一人で全て新規で生み出そうとするよりもはるかに近道できるはずです!
先人のアドバイスを受けられる状況かどうかも、近道して成功する上では重要な鍵となります。
②画期的なアイデアだと思い込まない客観的な目を持とう
ビジネスを新たに立ち上げる時はどうしても、多くの人がこれまでにない画期的な商品で始めようとしがちです。

過去に仕事でやってきた知見を活かし、欠けていた要素を加えて商品化して「これまでなかった商品だ、これは売れる!」と意気揚々とビジネスを始めるケースは実際相当多いでしょう。
でもそういう商品は誰も思いつかなかったんじゃなく、思いついたけどニーズがないから商品化されなかっただけなんてケースもあります。
人の価値観を変えようとする商品よりは、人の理想に寄り添った商品の方が売りやすいものです。

③過去の自分の経験を見直すことで新たに生まれる価値を知ろう
ビジネスのアイデアを考える際に有効と言われるのが、過去の経験の棚卸しです。
会社勤めしてる時はもちろんのこと、若い頃のバイト経験や部活動などでやってきたことを一度全て洗い出してビジネスの種や芽を見つけます。

複数の経験をかけあわせることで他にはない切り口で提供できるサービスが生まれるかもしれません、でも固定観念で価値がないと決めつけてると考えは先に全く進まなくなります。
一人で考えるのが難しい時は、積極的に第三者を頼ってみてもいいでしょう。
④サイトを適切に運営して情報発信していこう
一部の特別な起業家は除き、多くの人が会社独立後に成果が出るまでには相当の時間を費やします。

うまく行かない状況が続くと考えだすのがこだわり続けるか方向転換するかです、いずれを選ぶにせよ重要なのはどちらが優先かという点です。

それで力を入れたのが「ブログ」でした。
現在、独立してビジネスをするならその核となる「ブログ」の存在は欠かせません。
オンラインにせよ現実の場にせよ、とにかく様々な人と出会うとあなた自身の間違いに気付けてそれまで考えなかった方向の提案がもらえることもあります。
展開させたいビジネスは常に他人の目も通しながら、どんどんブラッシュアップしていきましょう。
★ブログの準備を始めたいときは、ブログWordpress初心者こそ有料テーマを選ぶべきワケとおすすめ紹介!も役立ちます。
会社を独立したからって別にあなたは一人で生きてるわけじゃない!
独立開業後の個人事業主やフリーランスは、つい何でも自分自身でやらないと・・・と思いがちです。

①絶対に一人で起業した気になるな!

最終的にある一つの商品に的を絞って自己資金をため公庫の融資を得て独立開業しましたが、振り返ってみるとその過程にはいつも誰かしらの支えがありました。
理解を示してくれた家族は当然ながら応援してくれた友人、知識をくれたセミナー講師、辛口のアドバイスをくれたメンター、昔の会社の同僚など・・・。
結局どこまでいっても、人ひとりが独立して何かを始められるようになるまでは少なからず他人の力が加わっていたんです。
独立後に事業を進めていくと想像以上に様々な壁が現れます、困ったときに誰かが助け舟を出してくれたりもするでしょう。苦労して自身で乗り越えることもあるでしょうが、運良く助けられていただけという状況も多く発生するはずです。
②どんなビジネスのカタチでもお客さまがいて成立することを忘れずに!

自分には才覚があった、これなら一人で生きていける・・・そう考えるかもしれません。
でもそれはあなた一人で生きていけるんじゃなく、お客さまが商品・サービスを買ってくれていることで生かしてもらえてるんです。
もちろんお客さまの悩みを解決できる商品を提示できたことで販売に繋がったわけですが、それでもやっぱり買ってくれてることではじめてあなたは生きられているわけです。
調子にのってくると購入者がいるからこそ成り立っているという現実を忘れそうになる瞬間が、きっと何度も訪れます。
③在宅業務だからって他人とまったく関わらなくなると成長がとまる!?
在宅での事業は通勤もない、遅刻もない、自由な時間はある・・・素敵な響きですが、一方で大きなデメリットも存在しています。

商品・サービスの新展開を進めるうえで、一人の判断だけで行っていると客観的なニーズが読みにくなる弊害が必ず生まれます。
会社勤めしているときよりむしろ独立してからのほうが、外に出ていくことが必要になってくるものです。
自ら気付いて危機感を持てているうちはいいですが、在宅が長くなると気づくことさえできなくなります。
④余裕が出てきたら次はあなた自身が周りをサポートしていく気持ちをもとう!
独立起業を目指す人は次々現れます、あなたに先輩として相談にのってほしい・・・なんて状況も出てくるかもしれません。
そういうときにしっかり話を聞いて支えてあげられるかどうかで、独立開業を目指したあなたの価値は決まるでしょう。

恩を受けた相手に返すのは当然として、次第に他の部分にも視野を広く向けていきましょう。
事業が成功しているのならなおさらそういう気持ちがないと、お金だけ増えて結局誰からも尊敬されない人になってしまいます。

自分自身もその領域まで行けてはじめて、独立が成功したといえるのかもしれないな・・・と強く感じています
もし一人で全然やれている、傲慢になりだしたことに気づけたら軌道修正して周りへの感謝を持つようにしてみましょう。
その気持さえ失わないでいられたら、独立開業はきっとうまくいくはずです。
まとめ
- 会社を独立したサラリーマンが一刻も早いタイミングで変えるべき4つの意識
- 独立開業時の無駄金を大きく減らせる9つの手段
- 独立したあとの失敗やトラブルを回避できる4つの準備と方法について
- 会社を独立したからって別にあなたは一人で生きてるわけじゃない!
今回は独立開業に際して不安に感じることの多い部分に対して、紹介しました。

これから独立を考えているなら、しっかり事前準備をして前向きに頑張って下さい!
▼次はこちら!
会社独立して自分の事業を始めたいときにやってはいけない5つのこと