どうも、法人1期目のハシケン(@conteanime)です。
自分は2015年の3月末に当時の会社を希望退職でやめて、5月1日に開業届をだして個人事業主になりました。さらにその後2019年冬に法人化して、現在に至っています。

今回は独立当初にはよくわかっていなかったこと、個人事業主を数年体験したからこそ見えてきた一人で仕事をして生きていくスタイルについて・・・よかったことと悪かったことというシンプルな2方向で紹介したいと思います。

会社から独立してよかった5つのこと

会社のサラリーマンだった頃よりも収入が上がった
まずはシンプルに、サラリーマン当時より収入は明らかに上がりました。年収計算で最大3倍くらいになった感じです。
そのままサラリーマンでいたらどこまで頑張っても当時の1.5倍程度で頭打ちになってたはずなので、明らかにやめたことでわかりやすく得をした部分だと言えます。

電車通勤という概念が無くなった
最寄り駅に法人登記用のコワーキングスペースを契約して使っていますが、最近は病気のこともあって基本的に自宅の作業部屋で仕事をしています。

以前はコワーキングを使うときは車で10分ほどかけて行きますが、気分が乗らないときは家でやってしまうこともよくありました。
自分の会社員時代は十数年ほどありましたが、千葉から都内まで片道1時間半ほどかけて通っていました。1日3~4時間程度・・・長いと取るか短いと取るかは人それぞれでしょうが通勤が無くなった今となってはもはやその頃にはとても戻れない感じです。

それなのにまた以前のような会社勤めに戻された・・・なんて話もよく聞きますが、こんな時代になっても現状をアップデートできない会社にい続ける状況というのはもしかしたらこの先もっとしんどくなることもあるかもしれません。
時間が好きに使える
個人として独立すると、基本的に数年間は休みなく働く感じになるでしょう。

ただ数年経って多少軌道に乗ってくるとどこを休みにするか、明日は子供も休ませて家族でどっか出かけるか・・・などもかなり自由にできるようになります。

もちろんビジネスの形態次第ではそういかないこともあるでしょうが、これから独立するなら自分が24時間張り付いてなくてもお金が回る状況を構築していけば不可能ではありません。
自由な稼ぎ方ができる
独立すると、自分で稼ぎ方を選択して進めていくことになります。
収益源は複数あっても構わないものなので、意識のストッパーさえ解除してしまえば会社員時代よりもはるかに高い収入を手にすることも可能です。
コツとしては、商品・サービスにレバレッジ(てこ)を掛けることを考えましょう。いわゆるセミナー業や本などはその典型で、レバレッジをかけると一人に対して売っても大勢に対しても労力は変わらないのに売上が全く変わってきます。
逆に言うとレバレッジがかけられないビジネスだと、ひたすら数をこなして売上を積み上げていくことしかできないので自分自身がその現場から離れることもできず忙しい日々に終始しがちです。
好きな相手と一緒に仕事ができる
会社組織にいると上司や同僚は選べませんが、独立すると誰かとビジネスをする際はお互いに選び合うことになります。
性格や考え方が合わない相手と無理にやる必要もないですし、一緒に仕事がしたいと思う相手とだけやっていくことは普通に可能です。
もちろん、やろうとしてることによってはそうとばかりいかないこともありますがそれだって選ぶのは自分です。

会社から独立して悪かった5つのこと

順調に進むほど、税金関連が年々上がっていく
仕方のないことではあるんですが、収入が上がれば上がるほど年々税金も上がっていきます。
年金は国民年金で一律ですが、国保なんかは毎年恐ろしい勢いで上昇していきます。
特に会社を辞めた1年目は税金等を社員時代の収入で計算されるので、可能な免除申請はなるべくやって安くおさえることが必要です。
月々の生活にかかる固定費も、あらかじめ削れる所は削って備えておくと安心でしょう。
将来や現在に何も保証がない
会社組織を離れてしまうと、その段階からあなたは完全な一人になります。
もちろんそれまでの人脈で築いた人間関係はあるでしょうが、独立後に新規で人脈を広げることは会社がバックに付いていたときよりも苦労することがあるかもしれません。
また、当然ながら風邪で休んでも有給などありません。休んだら休んだだけ売上が減ってしまうビジネス形態ではかなり苦しくなります。
だからこそ、上の方でも書きましたが自分自身が手を離していてもお金が入ってくるようなビジネス形式・・・レバレッジも上手く組み合わせて進めていくことが独立するなら必須となります。
一寸先は闇かも?
独立したその先に何が待ってるかは現時点では誰にもわかりません。成功するのか失敗するのか、あとになってみないとわかりません。
そんな状態で進めていくことは、まったく収益の見込めない状態のままだとあまりに危険です。少額の積み重ねでもいいので、何かしらで稼ぎながら進めていくべきでしょう。

何があるかわからない時代だからこそ、いつでもなにか変わりの手を打てるような準備は進めていくほうがいいでしょう。
すべて自分で決めないといけない
自分で人生を進めていけるといえば聞こえがいいですが、逆に言えば自分で決めるしかないということにもなります。
上手くいってるときはいいですが、そうでないときはとことんまで追い詰められることもあるものです。

やり方を間違えたことも山のようにありましたし、やるべきことを放棄したりやらなくてもいいことに時間を浪費したことだって数しれずです。
自分で決めるというのは、責任を全て自分で取るということです。いい結果も悪い結果も、自分の選択した未来でしかありません。
そういう考え方を前向きにできるかどうかで、個人事業に向いてるかどうかもだいぶ差が出てくるのかなと感じています。
通勤もなく同僚も存在しない、孤独感
法人化して人を雇えばまた変わりますが、そうでなければ一人での仕事というのはやはり孤独がつきものです。

通勤は気分転換になる要素もないではないですし、気の合う人合わない人がいるにしても同僚との日々の会話や仕事終わり飲みも今思えば良いコミュニケーションになるものです。
一人でやってると、自分からコミニティに飛び込まないとなかなかそんな機会も増えていきません。過去に築いた人間関係だけになってしまうと、新たなビジネスアイデアも浮かびにくくなってしまうかもしれません。
一人として独立したからこそ、意識的に人と接していかないとうまく行きにくい・・・というのはちょっと逆説的な感じですが大切な要素として知っておいて下さい。
まとめ

でも、今後さらに売上を出そうと思ったらこれ以上は一人きりでやり続けてもなかなか難しいのかな・・・と感じています。自分も独立から5年を過ぎて、転換点に差し掛かってるんだろうなと考えています。
会社を離れてやっていくのは後ろ盾もなく精神的に辛いときもありますが、やはり人生の舵取りを自分自身でやれることは最高です。
何より過去にリストラを経験したこともあるので、誰かの勝手な都合で首を切られて次の就職先に迷うなんてことと縁が切れたのはつくづく幸せなことだと感じています。
独立を考えたら、ぜひまずは準備をしっかり進めてみて下さい。なるべくなら副業的に始めた上で、目処が立ったら一歩を踏み出す・・・そんなリスクの少ないやり方だって全然いいと思います。

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