どうも、法人1期目のハシケン(@conteanime)です。
当サイトの記事は2019年内まで個人事業主として活動していた時期に書いていたものも多くあるので、著者の肩書き等の違いについてはあらかじめご了承下さい。
かつて起業の勉強を進めていた頃に、とあるビジネスプランセミナーに参加しました。そのセミナーでお会いした人に最近再会する機会があって色々考えさせられたので、ちょっとまとめてみたいと思います。
これから事業を起こしたい人には、考え方の面で参考になるかもしれません。ぜひ、うまく反面教師などに活用してみてください
起業を考える人が対象のビジネスプランセミナーとは?
起業家や起業したい人を支援する団体のTEPというところが年に一回のペースで、拠点の一つである千葉県柏の葉のKOILというコワーキングスペースで行っているセミナーです。
参考
柏の葉キャンパス駅近くのコワーキングスペースKOILで独立開業しよう!コンテアニメ工房
開業時に必要となる、【事業計画書】を1から書けるようになるというのが売りで、自分はその第3期セミナーに参加しました。※事業計画書とは、開業時の資金獲得などのために使ったりするものです。
セミナーで知り合った人たちからは自分の独立後にお仕事をいただいたり、Facebookなどで交流を続けたりと、参加して得られたことは講義以上に数多くありました。
セミナーは4日間の集中講義で、最後には現役投資家たちの前で参加者それぞれのビジネスプランをプレゼンするんですが、運良く自分は最優秀賞に輝くことが出来ました。その時同率で選ばれたのが今回のタイトルでも書いた方で、仮にMさんとしておきます。
独立し事業を立ち上げてみて初めて分かることの数々
実際に事業を立ち上げてみると、事前の準備やスケジュールなんて本当にあてにならないんですね。
基本的に甘い見込みしかしてなかったせいでもあるんでしょうが、事業計画書の中でその通りに進んだ部分なんてほぼ無いと断言できます
・・・もちろんそうじゃない人もいると思いますが、とにかく現実のビジネスの難しさを痛感させられる洗礼時期が立ち上げ後の1~3年なんじゃないかと。
状況がうまく行かなすぎて会社員に戻りたくなることもありますが、資金もつぎ込んでるし多くの人に宣言して始めてる分簡単に引き返せないから意地でやり続けてる・・・って状況も実際結構あると思うんですね。
そういう時に柔軟に対応していくか、あるいはそもそもの自分の計画だけを遂行するかで迎える未来も変わっていくんだと思いますが・・・なんにせよ計画というのはやはり絵に描いた餅という部分が大きいです ※それでも、ないよりはあるほうがいいらしいんですけどね。
脱サラし起業してから徐々に実感していく、見栄と実際の乖離
さて、セミナーで同率優勝したM氏とはセミナー自体であまり話す機会もなかったので、実はそれっきりになってました。それがたまたまビジネスの関係で今回再会し、仕事の話が済んだあとに雑談的に話してたんですが・・・妙に共感できる部分が多かったんですね。
Mさんはセミナーに参加した際に既に法人化していて自分にとっては起業の先輩にあたる人です。セミナーでも非常に自信にあふれている様子でプレゼンも巧みで、取り扱う技術もいかにもベンチャー的だったんで
『あーこういう人が起業家なんだなあ・・・』
などとひそかに自分のプランの小ささに呻いていたんですよ
でも今回詳しく聞いてみると、その後どん底も経験していてようやく最近安定してきたと・・・。独立1年目の自分がなんだかんだうまくいかずめげそうになることも、形は違っても同様に経験されてたとわかったわけです。
事業を起こした人って・・・なんかみんなうまく行ってるように見えてませんか?
他人の芝生は常に青々しく輝いて見えちゃうんですが、世の中の多くの事業主が自分の苦労を外に見せてないだけなんですよね。まあ考えたら当然ですよね。ビジネスを始めて数年後まで残ってるのは数%とか言われるくらいですし・・・やっぱり厳しい世界です。
とかいう自分だって、個人事業主として大見栄切って独立してる以上はみっともないとこをなるべく見せたくない気持ちあるわけです
頭ではなんとなくわかってたことですが、先輩起業家の人もそうだと聞いたことで気持ちが楽になれた気がしています。今のタイミングで再会出来て本当良かったな・・・と
また、もう少し見栄をはらずにやっていってもいいのかなとも感じました。特にブログなんかではもう少しありのままを書いてもいいのかもしれませんね。
それでもやっぱり起業とビジネスが好き
Mさんとも話しましたが、死ぬほど大変だけど事業を展開するのってやっぱり楽しいんです。なんで今の年齢になるまでやらなかったんだろう・・・という後悔のが大きいんですよ
うまく行かなかったり失敗したりしますけど、自分自身の手で運命や人生切り開いて仕事を確保して行くというのは最高です。お金を必死で工面したりしてるときには会社員の頃の気楽さを懐かしく思うけど、圧倒的に今のほうがやりがいあって毎日充実してるんですよね。極端な話、稼ぎ方も働き方も生き方だってほんとうに自由なんですよね。
会社に属したままでは決して味わえなかったやりがいや喜び、興奮を経験出来てることは独立して本当に良かったと思います。誰の責任でもない、自分自身の判断によって未来が決まるという刺激は一度味わうとなかなか手放せなくなっちゃいますね。【禁断の果実】って言い方があってるんじゃないでしょうか。
あとは、この先に成功が待ってたら最高なんですけどね もちろんそれも自分次第・・・なんですが。
さいごに
個人事業主になってからは、会社に属してた時よりも様々な人に会う機会が増えます。特段コミュニケーション能力が高いわけでもなく、人並みに人見知りもしますがやっぱり人と会って得られる刺激は大きく貴重なものです。
そういうところから自分自身も新たなことを学び、ビジネスも新たな一面を発見したりすることがあるんですよね。実際に開業前には全く考えてなかった展開をしてる部分もありますし、進めるに連れて色々なものとつながっていく部分は実に面白いと思います。
・・・ただそういう先の不透明さもあって、はたから見てると会社辞めてビジネス始めた人というのはよっぽどうまく行った状況にならない限り心配されちゃうことが多いのかもしれませんね。
